サポート部 品質保証課
1997年度入社
品質保証課はリリース前の商品をチェックし、不具合が含まれていないか、お客様にご満足いただける品質かどうか確認する部門です。高品質な商品、サービスを作る開発部門を強力に支援するのが私たちのミッションであり、中でもマネージャーである私は、案件に合わせた工程管理やチーム編成、チームリーダーの任命とサポートをメインに行っています。
品質の維持・向上のため「もっとたくさん検査したい」という気持ちになることもありますが、検査時間を多くとることで商品の不具合を防ぐのではなく「自分たちの業務自体をより高品質にすること」が重要です。
現在私たちは「リリース前の検査」をメインで行っていますが、将来的にはこの検査が不要なほど、開発完了時点で高品質となる業務フローを確立させたいです。そのために例えば「設計の問題は、設計完了時点で除去できる」ようなプロセス改善、手法の開発に取り組んでおり、ゆくゆくはこの品質管理プロセスの設計・管理をメインとしたワンランク上の品質保証チームとなることを目指しています。
これが現実となる頃には、今の課員の中から新しいマネージャーが誕生していて、私はまた新しいことにチャレンジしていたいですね。
様々な部署の方とかかわりながら仕事を進めますが、どの部署の方も快く協力してくれるのでとてもありがたく思っています。こちらは全商品を扱っていますので、それを強みとして他部署の方を助けることで恩返しをします。
不具合を検出する仕事なので、ときに相手の痛い所を突く指摘をしなければならないこともあります。開発者は自分の仕事のミスを指摘されるので「グサッ」とくるはず。それなのに開発した本人から「不具合を見つけてくれてありがとう」と言ってもらえることがあります。そんな感謝の言葉をくれるのは「私たちの仕事を認めてくれている」からだと思います。
こちらも開発者を信頼する。信頼するからこそ徹底的に検査して、品質を証明します。
新卒入社で積算ソフトの開発チームに配属されてから現在の部署に至るまで、色々な部署で経験を積んできました。中でも開発リーダーをしたときには、それまでかかわったことのなかった多くの方たちと率直な意見をぶつけ合い、互いの考えを理解し合うことで「異文化に飛び込み、新しい出会いに刺激を受ける」原点となりました。 社内システムやネットワーク管理部門の立ち上げでは、「使う人が主役であり、システムを有効活用するまで責任を持つ」ことの大切さを学びました。商品のテストでも「利用者をイメージする」ことはとても大切なので、今でもとても印象に残っている経験のひとつです。
私の部署で若手社員を受け入れるときには「目と耳を働かせ、手や口はできるだけ出さない」ように気をつけています。「放置」はしませんが、「過保護」にならないよう、あれこれ助けたくなることを我慢します。部下のみんなは「もっと優しくしてほしい」と言うかもしれませんが(笑)、自分で考え行動し、どんどん成長している姿を見ると本当に嬉しいですね。
就職は「新しい環境に飛び込む」一大イベントで、とても勇気のいることかと思います。勤め始めると、それまでとは比べ物にならない時間を、ひとつのことに投入するようになります。ですが、日々「心・技・体」を注ぎ込んでやっていれば、その積み重ねは必ず大きな力になります。
なのでまずは「自分の可能性」を信じ、いろいろなことを体験してみてほしいと思います。考えもしなかったようなことが「得意なこと」や「やり続けていきたいこと」になるかもしれません。がんばってください。
※掲載内容は取材当時のものです